Tuesday, June 5, 2018

昼間のSPO2値 ~ 睡眠中の比較データとして


昼間のSPO2値と心拍数


睡眠時のデータとの比較のために

睡眠時無呼吸症候群の症状の把握の為に睡眠中のSPO2値を測定しようとしています。前回は、睡眠時のデータの一例として普通に(仰向けに)寝た場合のデータを紹介しましたが、念のため日中の起きている時のデータを1時間取ってみました。

心拍数は、起きて動いている時もある為、変動するのは当然としてSPO2値がこのパルスオキシメーターでどの様に計測されるかを見るのが目的です。

データを見ると、SPO2値の1時間の平均値が96%、最小値が93%、SPO2値が落ち込んでいる期間は平均で51秒、最少が32秒、最大で75秒でした。落ち込んでいる時間は全体の5%でした。このうち、2%以上、3%未満の落ち込みが、42回観測されて、1時間当たりの回数が39回(計測が1時間と少しあったため)、3%以上4%未満が9回(1時間あたり、8.4回)、4%以上5%未満が3回(1時間当たり2.8回)、5%以上が3回(1時間あたり2.8回)観測されています。

この計測値が、どれくらい正確であるかはよく判りませんが、計測値の変動は思っている以上に大きいことがわかります。少なくても起きている時は呼吸が低呼吸や無呼吸になっているとは考えられないため、3%以下の落ち込みは事実上無視をしてもよさそうだと言えそうです。また、計測値もやや低めであるような気がします。

心拍数の測定値

また、私は普段、ランニングで使っているガーミンのfenix3 HRという心拍数のモニタ付きの時計をしています。ここで特に具体的な例は示しませんが、このガーミンのデバイスの心拍数のサンプリングの頻度が低いのか、幾つかのサンプリング値の平均を取っているのかは判りませんが、比較的変動の少ないデータになっていますが、このパルスオキシメーターでの測定値は、より変動が大きいので、恐らく平均などを取らずに、比較的多くの測定値をそのまま記録していると考えられます。上気の例の場合でもガーミンのデータが比較的変動の無い線で表されていたのですが、上記のグラフでは細目に変動している事がわかります。

睡眠時のデータは?

2018年6月1日の睡眠中のデータ

先日とは別の日の睡眠時のデータです。この日のSPO2値の平均が93%で最小値は89%、全体でのSPO2値が落ちたとされている時間は、4.6%、平均の落ち込み時間が30.5秒、最少が6秒、最大が134秒になっています。どうように、2~3%が137回(1時間あたり25.1回)、3~4%が43回(1時間あたり7.9回)、4~5%が18回(1時間あたり3.3回)、5%以上が7回(1時間あたり1.3回)になっています。

落ち込みの回数の評価が難しいところですが、明らかに平均のSPO2値は日中の値より低くなっているのが、1点と、全体を通して幾つか深い落ち込みがあるのは確実なので、恐らく、低呼吸、無呼吸の状態が起きていると考えてよさそうです。
ガーミンのデバイスによる睡眠の質のデータ
ガーミンのデバイスによる、体の動きを元にした睡眠の深さのデータです。SPO2値の低くなるところと、この睡眠の深さの関係はデータが少ないために判断しかねる所はありますが、全体として、深い睡眠時のSPO2値は低い傾向にある様です。おそらく、無呼吸にならないまでも低呼吸になっているのではと推測しています。ただ、大きな落ち込みと睡眠の深さにはこのデータからは関係があるようには見えませんでした。引き続きデータを蓄積して見ていく必要がありそうです。

データの蓄積が必要!

医療機器でないパルスオキシメータ-のデータの信頼性は今の所判りませんが、少なくても日中に比べて、SPO2値が低い事と、日中に見られないSPO2値の落ち込みが観測されることから、ある程度有効なデータでありそうだという事が分かりました。今の所、体の動きによる睡眠の深さとの相関関係はわかりませんが、暫くはデータを取り続けて傾向を把握していこうと思います。

(つづく)




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