Monday, June 4, 2018

パルスオキシメーター ~ 睡眠時無呼吸症候群の改善策の評価に!

睡眠時無呼吸症候群の対策の有効性を検証するために、睡眠中のSPO2値(動脈血酸素飽和度)を測ってみることにしました。この値は、診断に先立つ睡眠時の検査でも、測っていて、私の場合最低値が90%まで落ちていました。また、簡易スクリーニングでも使用されているようで、ある程度の目安はつけられると思われます。

パルスオキシメーター

SPO2値の測定にはパルスオキシメーターが必要になります。実は私は登山やハイキングで少し標高の高い山を登る際に、パルスオキシメーターを活用していて、パルスオキシメーターをいくつか持っていました。

ところが、これらのモデルは現在のSPO2値や脈拍のみの測定で、睡眠中のデータを連続的に記録する機能がありません。ということで、睡眠中のデータを記録できる機種を探す必要がありました。最初に見つけたのが、測定値をBluetooth経由でスマートフォンに送れるものがあって、仕様を見る限り、連続した値が可能なようでした。試してみたところ、確かにスマートフォンにデータを送れるのですが、スマートフォンの設定で画面が低電力モードで消えた後は記録されていないようで、一晩中データを取ることができませんでした。設定を変えて低電力モードにならないようにすればよいのでしょうがちょっと不便なので諦めました。

次の機種は、腕時計型のもので、こちらはデバイス自体に記録が残されるので、記録が取れることがわかりました。記録はBluetooth経由でスマートフォンに送り、さらにそのデータがメーカのサイトに送られてコンピュータで解析されたレポートを受け取ることができます。ということで、この機種が睡眠中のデータを取るには都合が良いようで、これを使って記録を取ることにしました。

SPO2値

登山やハイキングでパルスオキシメーターを使っているので、自分の普段の値が分かっていたのが、幸いでした。一般の生活圏の標高では、値は基本的に95%~99%とほぼ100%に近い値で、標高が1000mを下回るようなところで、90%というデータが計測されたことはありませんでした。従って、睡眠中のSPO2値が90%というのは明らかに異常なデータだといえます。

試しに測定!

まずは、普通に仰向けに寝てみて、データを取ってみました。
睡眠中のSPO2値と心拍数の推移
という感じのグラフや、自動解析されたデータがレポートとなってダウンロードできます。最低値は90%で前回の睡眠時の検査結果に似た結果が出ています。その際は私自身はグラフを見ていませんので同じような傾向になるのかはわかりませんが、とりあえず基準となるようなデータが取れたと思います。平均のSPO2値が94%でした。
大体、午前2時50分くらいと午前3時49分あたりに約90%まで落ちているところがありました。

ちなみに普段使っているランニングデバイス(ランニングウォッチ)のガーミンfenix 3 HRの機能の一つに、睡眠の質というか深さを評価する機能が付いていて、これは体の動きをもとに睡眠が深いか浅いを判定しているものでその日のデータはこんな感じでした。

睡眠の質
これを見ると、睡眠の浅いとされる時間帯に起きているようです。ただ、データが少ないので完全に関連図けることは今のところできません。しばらくデータを集めてみてその辺は改めて考える事にします。
私の予想では、睡眠が深くなった時に起きて、そのあとはSPO2値が下がるために、睡眠が浅くなるのかなと思ったのですが、このデータを見る限りそのような感じにはなっていないように思えます。

今回は、データの紹介でいろいろデータを集めて症状の改善効果についていろいろ見ていきたいと思います。

(つづく)







No comments:

Post a Comment